こんにちは。22時間断食(ファスティング)と筋トレで理想のカラダを手に入れた「ルカ君」です。現在33歳,男性,170cm,54kg,体脂肪率8%台をキープしています。
毎日、1日1食と1日1時間の筋トレをする生活(FastFitness)を継続しています。カラダの見た目がわかるようにYoutubeに毎日動画しています。こちらも是非参照してください。
今回はVol:25「身体の不調は小麦が原因かもしれないメカニズムを解説」です。
最近、疲れが取れない、身体がダルい、お腹が痛い、肌が荒れてる、頭が痛い…そんな不調を抱えていませんか?
そういった、原因不明のカラダの不調は、もしかしたら小麦を食べている事が原因の可能性があります。自分では気づいていないかもしれませんが、小麦に反応しやすい身体の人は、とても多いのです。
実際にテニスの世界ランキング1位のジョコビッチ選手は小麦に含まれるグルテンを食べない食生活にすることでパフォーマンスや成績が上がったことで有名です。
そこで今回は本間良子先生の著書「長生きしたけりゃ小麦は食べるな」から、体脂肪というものを理解できるように解説していきます。
体質改善や理想のカラダづくりに試行錯誤している方のヒントや、生活や習慣に取り入れられる情報になれば嬉しいです。
小麦は消化の悪い食べ物
小麦に含まれているタンパク質に「グルテン」というものがあります。よく「グルテンフリー」の食品といった言葉で耳にしたことがあるかもしれません。
「グルテン」とは
「グルテン」とは小麦に含まれているタンパク質の事です。小麦の体部分はでんぷんで1割がタンパク質である「グルテン」で出来ているのです。
グルテンはパンやパスタ、うどんなどのモチモチとした触感の元になっている成分でいろんな食品に含まれています。
しかし、この「グルテン」が身体に良くない事が明らかになってきています。
「グルテン」が身体の不調を引き起こすメカニズム
肉や魚などのタンパク質は体内に入ると、アミノ酸という、これ以上分解できないほど小さく分解されて小腸で吸収されます。
しかし、このグルテンはなかなか分解されにくく、サイズが大きいまま小腸に到達し中々吸収されずらい成分なのです。
しかも、グルテンはベトベトしていているので、腸壁にへばり付いてしまい、便としても排出されずらいのです。
ここで大きな問題になるのは、腸壁にへばり付いた「グルテン」が腸のシステムにエラーを引き起こします。
本来、腸とは身体に悪い物を排除して必要な栄養素だけを体内に取り込む働きが、システムにエラーが生じる事により、身体に悪い物まで取り込んでしまうのです。
すると、身体全体に毒素が回って、炎症を引き起こします。その結果、肌が荒れてアトピーが酷くなったり、腹痛になったり、頭痛がしたり、ダルさを感じたり、認知症や自閉症の原因になったりするのです。
ちなみに炎症とは毒を排出している状態です。基本的に肌が炎症を起こすのは毒素を皮膚から排出しているのです。つまり解毒をしている真っ最中という事です。
そして、この炎症の原因になっている毒が大好きな小麦である可能性があるのです。
小麦を食べ続けると「副腎」が疲弊する
この炎症を抑えてくれる臓器があります。それが「副腎」という臓器です。
「副腎」が身体の炎症を除去してくれている
「副腎」から分泌されるコルチゾールという成分は体内の炎症を抑える効果があります。言ってみれば、「副腎」は体内の炎症を消していく消防士のような役割をしてくれているのです。
しかし、炎症が酷く長期に渡り続くと、「副腎」は疲れてしまいます。そうなると、食欲低下や集中力の低下、脱力感、吐き気、下痢などの症状が出るのです。
つまり、無駄に副腎を疲れさせないように、そもそも炎症を起こさないようにした方が良いのです。そして、この炎症が起こる根本的な原因が「小麦を食べる」という理由なのです。
小麦を食べない方が良い理由
ここまでをまとめます。小麦を食べない方が良い理由は以下の2項目です。
①腸がエラーを起こして悪い物まで吸収して体調が悪くなる
②副腎が疲れ切ってしまう
グルテン起因の不調の病名は「セリアック病」
パンが主食の欧米やアメリカの状況を見てみましょう。
アメリカの統計では、「グルテン」に反応して、体調不調になる「セリアック病」の患者数が100人に1人の割合になっています。
しかも、その患者数はここ20年で急激に増加しているのです。つまり、欧米人だからといって、小麦に強いというわけではないのです。
もちろん、検査をしていない人も大勢いますし、不調の原因が小麦に含まれている「グルテン」と気づいていない人も多いでしょう。
ちなみに、検査の結果でこの「セリアック病」だった場合は、「グルテン」を含まないグルテンフリーの食べ物を食べるしか対処法はありません。
そこで、アメリカでは増え続けるセリアック病の人のために、グルテンフリーの食品がたくさん販売されており簡単に手に入るようになってきています。
それこそ、パン屋ではグルテンフリーとグルテンが入っている物を選ぶことができ、ピザ屋でもグルテンフリーの生地を選ぶことができます。
スタバにもグルテンフリーのクッキーが置かれていたりします。
それに比べて、まだ日本ではグルテンフリーがそこまで普及していません。パン屋やコンビニなどでグルテンフリーの表記を見かけたことはないと思います。
小麦を避ける方法
とはいえ、小麦をやめるのは至難の業です。なぜなら、私たちの馴染み深い食事や食生活にはほぼ小麦が使用されているのです。
小麦が使われている食べ物
クッキーもメロンパンもラーメンもピザもドーナツも小麦で出来ています。カレーやシチュー、たこ焼き、餃子、スイーツ、揚げ物、醤油に至るまで小麦が使用されています。
ここまで聞くと、逃げ場がないようにも感じますね。
そもそも、なぜこんなに小麦が食べたくなるのかというと、小麦にはモルヒネと似た化合物が含まれています。
そのため、食べると気持ちよく幸せな気分になって、もっと食べたいと感じるようになってしまうのです。
食べ物を「洋食」から「和食」に移行する
簡単な考え方は、食事を「洋食」から「和食」に移管するのです。
スイーツやお菓子も、洋風の物から和菓子や米粉で作られた物を選択するようにしましょう。
小麦は老ける原因になる
実は小麦の使われている食べ物は、「糖化」されやすく老けやすい食べ物と言われています。
「糖化」とは?
糖化とは、私たちの老化の原因にもなっている現象の事です。具体的には糖質とタンパク質が結びついてタンパク質が劣化してしまう事です。
パンを焼くと、こんがりと茶色く変色しますよね。あのような現象が体内で起こっているのが「糖化」です。
私たちのカラダもタンパク質で出来ています。だから、大量に甘い物を食べると、体温によって温められた糖質が身体のタンパク質と結びついて糖化されるのです。
「糖化」でシミやシワが増える
この「糖化」が表面化すると、シミやシワ、くすみ、病気、老化といった現象によって見える化されます。
そして、この糖化しやすい食べ物の筆頭が小麦粉なのです。パンやうどん、ラーメン、クロワッサン、ワッフル、クッキー、とんかつ。これらが非常に老けやすい食べ物なのです。
なので、モデルや女優の方が美容や健康の維持のために、小麦を避けている事が多いのです。
22時間断食で小麦&グルテンオフと糖化抑制を達成する
1日1食の22時間断食をすれば、上記の小麦やグルテンの摂取量が必然的に抑えることができます。
そうすれば、献立の制限に縛られることがなく、1日に計画される1食については自由に食事をすることが可能です。
ルカ君のFastFitnessというYoutubeチャンネルにも動画をアップしていますが、糖質の制限も自然とクリアされ、体内での糖化現象も抑制され、若々しい見た目をキープできるようになります。
是非、時間もお金も健康も手に入れることができる22時間断食も、余裕があればトライしてみてください。
まとめ
今回は小麦に含まれる「グルテン」が体内で不調を引き起こすメカニズムと糖化によって、見た目が老けてしまう理由について説明しました。
運動や筋トレをする以前に、身体の不調から、活動的になれなかったりする人はグルテン体内で悪さをしているのかもしれません。
また、運動して健康的に生活しているのに、シミやシワが増えて、見た目が老けていたりする人も、糖質の摂り過ぎで糖化が起こっているのかもしれません。
このブログがキッカケでほんの少しでも食事を見直す機会になれば、ルカ君もとても嬉しいです。
今後も健康やダイエットに繋がる食事や運動、断食や小食、オートファジー効果についての解説記事をブログにまとめていきます。最後までご精読ありがとうございました。