こんにちは。16時間断食(ファスティング)と筋トレで理想のカラダを手に入れた「ルカ君」です。現在33歳,男性,170cm,54kg,体脂肪率8.5%をキープしています。
毎日、1日1食と1日1時間の筋トレをする生活(FastFitness)を継続しています。カラダの見た目がわかるようにYoutubeに毎日動画しています。こちらも是非参照してください。
2024.1.26 Vlog 179 Day
今回はVol:17「ルイジ・コルナロが実践していた無病法。小食で健康に長生きする方法」です。
試行錯誤している方のヒントや生活に取り入れられる情報になれば嬉しいです。
ルイジ・コルナロ先生とは
まず、最初に「無病法 ~極小食の威力~」の著者であるルイジ・コルナロ先生について説明します。
ルイジ・コルナロ先生は、1464年のイタリアの貴族で若いころから、暴飲暴食に明け暮れる毎日を送っていました。
しかし、30歳を越えてから病気になりやすくなり、40代のころには体調を崩し生死の淵を彷徨うような状態になりました。
元々、胃が弱かったことから、ありとあらゆる治療法を試したが、どれも効果がありませんでした。
そんなある日、長年かかりつけだった医者からこんなことを言われます。
「食べる量を小食よりも更に少ない量にする以外に助かる見込みはありません」
以前から、小食にするように医者から言われていましたが、食欲に勝てずに満腹まで食べていました。しかし、45歳のコルナロはもう小食を躊躇っているような健康状態ではなく、助かりたい一心で言われた通り、食事の量を減らしてみることにします。
すると2か月もしないうちに回復の兆しが見え、本当に病が治り、そればかりか1年後には完全な健康になった上に、性格も穏やかになりました。
その後、仕事でも大きく成果を出し、80歳を越えても山登りを楽しみ、晩年まで執筆活動を行います。そして、コルナロは102歳の時にお昼寝をしながら穏やかに息を引き取りました。
そして、執筆した著書「無病法 極小食の威力 」はヨーロッパでミリオンセラーとなり「レオナルドダヴィンチ」や「ミケランジェロ」よりも有名な存在でした。
コルナロが実際に食べていた食事とは
コルナロが1日に食べていたのはパンと卵の黄身、少しの肉か魚、それとスープだけで、道警350gに厳しく制限した食事でした。それとワインを1日に400ml飲んでいました。
その総力を1日2回に分けて食べていました。なので、一回の食事は170gの食べ物と200mlのワインのみでした。
この量の食事で、1口で120回の咀嚼をして満腹感を得る工夫をしてこの食生活を続けました。心身ともに健康になり、逆に少しでも食事量を増やすとすぐに不調が出たそうです。
赤ワインは「サーチュイン遺伝子」を起動させる
赤ワインには長寿になると言われている、「サーチュイン遺伝子」を起動させる成分が豊富に含まれています。
このサーチュイン遺伝子は小食にすることでも起動します。つまり、コルナロの行っていた小食で赤ワインを飲むという食生活は健康長寿にとてもいいことだったのです。
小食なら病気にならない
コルナロ先生はこう言っています。
「消化できなかった食べ物が老廃物になり、それが病気の原因になっている。本当に小食にしていれば病気の原因が日々とりのぞかれるため、病気になることはない。」
つまり、私たちが病気になるのは食べ過ぎが原因だということです。
ちなみに釈迦も「病気になったら食を断つべし」と言い、古代ギリシャの医者ヒポクラテスも「病気の時に、食べるのは良くない」と言っています。
私たちも風邪を引くと食欲がなくなりませんか?
あれは、食べない方が病気の治りが早いからです。食べると消化にエネルギーや酵素を使わなければなりません。それは、身体にとってかなりの負担なのです。
そこで、身体は病気と闘うために食事をとらせないようにしているのです。だから、病気の時は食べない方がいいのです。
実際、病院で医に診てもらうことで病気を見つけ出してもらうことができますが、治すことはできません。病気は薬を飲んで治すのではなく自身の自然治癒力で治しているのです。
大食いすると不健康になる
コルナロ先生の食事量はとても少なかったため、周囲の人たちが「もう少し食べないと元気が出ないぞ」と何度も言われたそうです。
そこで、コルナロ先生も何度か友人に勧められて食べる量を増やしてみたところ、すぐに体調が崩れ気分も悪くなり、怒りっぽい性格になってしまいました。
そこで、もう一度食事量を戻すとやはり体調が回復しました。
この話からわかるのはは、いつの時代もたくさん食べることは、いい事のように思われています。小食の人はカラダが弱そうとか、お金がなくてたくさん食べられないのかなと思われています。
しかし、真実は逆です。小食の方が健康的で大食いの人ほど不健康なのです。コルナロ先生はいろんな人を見てきたが、たくさん食べる人は40歳から50歳になると様々な病気にかかり、最後には意識が朦朧として早く死んでしまう人が多かったそうです。
何度も言いますが、たくさん食べる人が健康的だと思うのは、ただのイメージで実際は小食の人の方が健康的なのです。
晩年の健康状態が幸か不幸かを決める
おそらく、ここまでの話を通してこんなコメントをしたい人が居ると思います。
「太く短く生きる。好きな物をたくさん食べてそれで早く死ぬならそれでいい。」これは大きな間違いです。ただの勉強不足です。
確かに短くても好きなように生きる方が幸せだという人が居ます。しかし、そういう人は食事を少なくするといかに幸福な生活を送ることができるのかを知らないだけです。
そもそも健康長寿はこの世のどんなものよりも素晴らしい物です。どんなに多くのお金や好運を手に入れたとしても病気で苦しむようでは全く不幸ではないでしょうか?
若いころにどれだけ元気で活躍していても、老後になって病気になり寝たきりの生活になったら自分の人生はなんて不幸なんだと感じるはずです。
今が良ければいいなんて言うのは、頭が悪い人の考え方です。映画で例えるとバッドエンドを望んでいるのですから。
自分と相性の良い食べ物を探す
コルナロ先生は、「自分の身体に合う食べ物」をほんのすこし食べるべきだと言っています。
勘違いしてはいけないのは、食べたいものを食べる事ではありません。現代はポテトチップスやチョコレートなど身体に悪い食べ物がごまんとあります。
つまり、食べたいという気持ちに従って食べ物を食べると酷い目にあってしまうのです。それよりも、自分にあった食べていて気分がよくなり次の日に活力を与えてくれる食べ物だけを取る事を意識してください。
具体的に推奨される食べ物は、玄米や野菜、海藻、木の実、発酵食品などは日本人の身体にあっていると言われています。
だが、本当に自分の身体にあるのかどうかはわからないから試して、体調を確認しながら取捨選択してください。自分で食べてみて健康を実感できればそれをたべるようにしなさいと言っているわけです。
実際にコルナロ先生も古いワインは身体にあわなかったが、新しいワインは身体に合いました。他人にとってからだに悪い物でも自分にとって身体に良い物もあります。
それをコツコツ自分で見つけていく事が重要です。
小食で見た目が若返り、気分が良くなる
精神的にタフになりたければ、小食にするべきとも言っています。実際にコルナロ先生は突然襲ってきた不幸や予期せぬ訴訟が起こったとしても心が乱れるようなことはありませんでした。
それどころか、どんな困難が降りかかろうと悩んだりすることはありませんでした。むしろ、頭が働きやすく見た目も学習意欲も衰えなかったそうです。
実際にアメリカのウィスコンシン州で20年間かけて行った実験で、一方の猿にはたくさん食事を与えて、もう一方の猿にはカロリー制限をしながら食事を与えました。
実験の結果、小食にしていたほうが非常に若々しい見た目だったのに対して、たくさん食べた方はひどく老けた状態になりました。また、小食の方が大食いよりも1.6倍長く生きたそうです。
この研究結果からも小食で見た目が若くなり長生きする一つの裏付けできるデータとなっています。
晩年のコルナロ先生の生活とは
コルナロ先生は年老いて更に元気になっていきました。
80歳を越えても誰の助けもなく馬に乗る事ができ、階段も自分で上る事ができ、山にも登ることができました。
いつも陽気で心が曇るようなことは一切ありませんでした。そして、一日のうちかなりの時間を会談して過ごし、それ以外の時は読書と執筆活動を行っていました。
数多くの事業も成功させて、孫は11人いたそうです。
死ぬまで目も耳も葉も完全な状態で102歳の時に、穏やかに眠るようにして亡くなりました。身を持って小食が健康に良い事を証明したのです。
これがルイジ・コルナロ先生の本が今も読まれているれっきとした理由なのです。
まとめ
今回はルイジ・コルナロ先生の書かれた無病法!極小食の威力の内容を解説し、小食の効果を改めて説明しました。
ちなみにコルナロ先生は「私はこれまで老年というものがこれほど素晴らしいものとは知らなかった」という言葉を残しています。
途中で説明を挟んでいますが、コルナロ先生も最初から小食だったわけではありません。大食いをする体の弱い人で、死にかけるというキッカケから小食にすることが出来ました。
だから、ラーメンもピザもチョコレートも、一切を辞めて小食にすることは、ほぼ不可能だと思います。
だからこそ、もし病気になったとき、病気が見つかった時、体調が悪い時に、今日のこのブログを思い出してみてほしいです。
もしかしたら、あなたを救うキッカケになる記事になるかもしれません。万が一にもそうなれば、ルカ君もこの記事が人助けになり、この上ない喜びを感じます。
今後も断食や小食、オートファジー効果についての解説記事を執筆していきます。最後までご精読ありがとうございました。