こんにちは。22時間断食(ファスティング)と筋トレで理想のカラダを手に入れた「ルカ君」です。現在33歳,男性,170cm,54kg,体脂肪率8%台をキープしています。
毎日、1日1食と1日30分の筋トレをする生活(FastFitness)を継続しています。カラダの見た目がわかるようにYoutubeに毎日動画しています。こちらも是非参照してください。
今回はVol:35「筋トレが集中力&記憶力の向上につながる理由」です。
みなさんは、普段学校での勉強や会社での仕事、更に、副業やキャリアアップのための資格などの学習に集中できていますか?
集中できていない。記憶力が落ちた。そんな人は、もしかしたら運動不足が原因になっているかもしれません。
近年の研究では、運動することで「集中力アップ」「記憶力の改善」「創造力の改善」「モチベーションアップ」「ストレス低減」などの様々な効果があることが分かっています。
さらに、「幸福感」にも影響して、うつ病や不安障害のリスクさえも減らす研究結果も出ています。
今回は、「運動が脳に及ぼす好影響」とそのメカニズムををご紹介します。今回のブログを読めば、筋トレが単なるボディメイクだけでなく、脳をアップグレードできという新しい動機付けができるようになります。
「筋トレ」は脳の各領域の連携を強化する
一つ目は「筋トレは脳の各領域の連携を強化する」です。
筋トレが脳に与える影響について解説する前に、まずは「脳」自体の仕組みについて、簡単説明します。
両方の手をグーにしてください。
それを手の平側で、向かい合わせにくっつけた時の大きさが、大体のあなたの脳の大きさになります。
そしてこの脳は、およそ1000億個もの細胞によって構成されています。さらに、その1つ1つの細胞は、それぞれ何万個もの別の細胞と繋がっています。
このように、人間の脳というのは、非常に複雑な作りになっているのです。
ここで重要になってくるのが、脳の良し悪しを決める要素は「脳の各領域がしっかりと連携できるいる事」なのです。
例えば、ピアノの練習をしていたと仮定します。ピアノの前に座って、「白と黒の鍵盤」という情報を視覚から得ます。
そして、脳から「ド」という音を弾く指令を、指に出します。音が出たら、今度は耳から脳へ聴覚を通して、「ド」の音色の情報がインプットされます。
それを聞いたら、次の鍵盤を押すということを繰り返す事で、ピアノを演奏することができます。
この時の、「見る」「指を動かす」「聞く」といった行為は、それぞれ脳の別の領域が担っています。そして、この領域の連携がスムーズなほど上手にピアノが弾けるようになります。
これは、お勉強でも同じことが言えます。脳の各領域の連携がスムーズだと、得られた情報を基に迅速な処理ができて、理解するまでの時間が早くなるのです。
そして、運動にはこの脳の連携を強化する作用があります。身体を動かす事で、脳に変化が起こって、連携回路が修正されていくのです。
この回路修正が、運動すると脳のパフォーマンスが上がるメカニズムに繋がっているのです。
「筋トレ」はストレスを低減させる
次は、「筋トレはストレスを低減させる」です。
身体を動かすことは、「うつ」や「不眠」といったストレスによる疾患の予防になる事がわかっています。ここでまず、「ストレスの仕組み」について説明します。
嫌な事や辛い事があったりすると、身体が脅威を感じて、脳からあるホルモンが分泌されます。
そして、このホルモンはカラダの中を巡って腎臓にある「副腎」という器官を刺激します。すると、今度はその副腎から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれています。
血中のコルチゾール濃度が増えることで、心拍数が上がっていきます。これが正に「ストレスを感じている」という状態なのです。
しかも、このストレス反応によっても脳が刺激されて、またコルチゾールが増えてしまうこともあります。このサイクルが行き過ぎる事で引き起こされるのが「パニック障害」です。
そして、ここで重要な役割を果たすのが脳内の「海馬」という部分です。
海馬は記憶を司る器官として有名ですが、実は感情を暴走させないためのブレーキの役割を担っています。
ただ、その海馬の細胞も過度のコルチゾールにさらされ続けると死滅してしまうのです。
そこで、筋トレがより大事になってきます。身体を動かすことによって海馬が強化されるからです。
運動によって、強靭!無敵!最強!になった海馬が、ストレス反応に対して、ブレーキをかけてくれるようになります。こうしたメカニズムによってストレスに強い身体になるのです。
筋トレが集中力をアップさせる
続いて紹介するのは、筋トレが脳にもたらす効果は「集中力のアップ」です。そもそも「集中」という状態が、どんな状態かを説明できますか?
改めて、言葉で説明すると「周囲の物事に気を取られずに、ひとつの事だけに取り組めている状態」です。
この状態の時に、活躍する脳の中の部分が「前頭葉」という部分です。
前頭葉は「情報の処理」を司っているのですが、周りからの情報量が多すぎると処理しきれなくなってしまいます。
そうなると、周囲のものが気になって、集中力が失われてしまうのです。だから、ガヤガヤし過ぎるところでは、勉強や学習に集中できないのです。
この前頭葉は、筋トレや運動で活性化されることが分かっています。つまり、身体を動かすと周りからの情報をスムーズに処理できるようになって、集中しやすくなるのです。
さらに、運動が集中力アップにつながるもう一つの要素として、「ドーパミンの分泌」があります。
ドーパミンが分泌されている時は、気分が盛り上がって「今やっている事」を続けたくなる状態になります。
例えば、サブスクで面白い海外ドラマを観ていると、ドーパミンが出てきて、どんどん続きが観たくなるのが、それに当てはまります。
そこで、集中したいときには、このドーパミンの性質を利用すると効果的です。ウォーキングなどをしながらの、ながら勉強もオススメです。
ドーパミンは運動した直後から分泌量が上がっていき、それから数時間はその状態が続くことが分かっています。
なので、集中したいことをやる前に、筋トレや運動で身体を動かしておくことも、とても効果的なのです。
まとめ
今回は運動や筋トレで、脳に与える良い影響とメカニズムについての説明とメリットについて解説しました。
勉強や学習に取り組めない、集中できない。そんなストレスを感じており、このブログがキッカケで、運動習慣を見直したり、筋トレを行うようになった!
そんなキッカケになれば、ルカ君もとても嬉しいです。
今後も健康やダイエットに繋がる食事や運動、断食や小食、オートファジー効果についての解説記事をブログにまとめていきます。最後までご精読ありがとうございました。